【2021最新】アコムの過払い金請求条件とデメリット、返還率、期間

「アコムに過払い金請求をしたいけどできるのかな？」

過払い金請求に興味を持っている方の中には、アコムに請求できるかどうか気になっている方もいるでしょう。

2007年(平成19年)6月17日以前に、アコムやアコムマスターカード(ACカード)で借り入れをしていた人は、アコムに過払い金請求できる可能性があります。

ただ、アコムに過払い金請求をしてどのくらい過払い金を取り戻すことができるのか、デメリットはないのかなど、気になることは多いかと思いますので、アコムの過払い金請求についてまとめます。

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アコムには過払い金が発生している

過払い金とは、利息制限法で定められている上限金利(15%〜20%)を超えた、貸金業者に払いすぎてしまった利息のことを指します。

以前、アコムも利息制限法を超えた金利で貸し付けをおこなっており、2007年(平成19年)6月18日に金利を引き下げるまで、最高で27.375％という高い金利が設定されていました。

そのため、2007年6月17日以前に薄いグレーや青色のアコムカード（ACカード）・クレジット機能がついたACマスターカードで借り入れをしたことがある方には、過払い金が発生している可能性が高い/span>です。

特に過払い金は借り入れした期間が長い、借り入れした額が多く返済回数が多い場合は、過払い金が多く発生しています。

過払い金が発生している人の条件

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アコムの過払い金返還状況

過払い金の返還率・返還されるまでの期間

過払い金がどのくらいの期間でどの程度取り戻せるかは、アコムと話し合って解決するか、裁判で解決するかによって異なります。

和解で解決する場合の過払い金の返還率・返還期間

事務所によっては異なりますアコムと話し合いで解決する際の返還率は、発生している過払い金のうちおよそ80%程度を回収できます。

返還される期間は、最短でも２ヶ月ほどかかります。

(手続き内容によって返還率・返還されるまでの期間は変動します)

「一刻も早く過払い金を回収したい 」「裁判の予定はない」というのであれば、話し合いで解決するのが適しています。

裁判で解決する場合の過払い金の返還率・返還期間

アコムと裁判で争う際の返還率は、全額回収できる見込みが高いです。さらに、過払い金全額に加え年５％の利息を請求することも可能です。

返還される期間は、最低４ヶ月ほどかかりますが、訴訟状況や利息を請求するかどうかによって期間が変動します。

「急いで過払い金請求をする理由がない 」「より多くの過払い金を取り戻したい」という場合は、裁判が適しています。

過払い金請求を裁判で解決する

裁判で過払い金を解決する際に訴訟までの流れ・期間・費用とは？

過払い金請求に対するアコムの対応

アコムは、三菱UFJ銀行系の大手貸金業者です。「過払い金問題はなるべく穏便に解決したい」という三菱UFJ銀行の方針があるので、話し合いで解決しても返還率が高い傾向にあります。

ただし、返還率が高いといっても全額・利息分の返還を求めるのはむずかしく、過払い金を利息まで取り戻したい場合は裁判が必要です。

アコムは銀行系の貸金業者であることから、返還率が高いだけでなく、過払い金の支払いが和解成立後、3ヵ月から半年の間でおこなわれているという特徴もあります。

比較的過払い金請求に対して誠実に対応してくれる貸金業者ですが、今後は返還請求手続きを求める顧客の増加にともない、交渉が難しくなっていくことも考えられますので、過払い金があるならできるだけ早くアコムへ手続きをおこなうようにしましょう。

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アコムで過払い金請求をするデメリット・メリット

アコムに対して過払い金請求をするデメリット

アコムのカードが解約になる

アコムには、アコムカードやACマスターカードがありますが、過払い金請求をすると、これらのカードは解約になり、利用できなくなります。

ですが、使えなくなるのはアコムのカードのみです。他の貸金業者のカードは今まで通り使用することができるので、実際はデメリットにはならないことがほとんどです。

アコムに対して過払い金請求をするメリット

払いすぎた利息分を取り戻せる

過払い金請求では、違法な金利によって払いすぎた利息分を取り戻すことができます。 取り戻した過払い金は生活費にあてることもできますし、将来のための貯金にあてることもできます。

アコムへの返済が楽になる

返済中のアコムの借金に発生している過払い金を請求する場合、戻ってきた過払い金は残りの借金の返済にあてられます。

借金の残高より過払い金が多かった場合、借金を完済できるうえに、手元に残った過払い金を生活費や貯金などにあてることができます。

借金の残高より過払い金が少ない場合でも、元金を減額することができますので、今より返済が楽になります。今後発生する利息をカットすることもでき、余裕のある返済計画に見直すことも可能です。

借金の残高より過払い金が少ない場合、任意整理扱いとなりブラックリストに載ってしまいますが、ブラックリストは必要以上に気にすることはありません。 ブラックリストに載るとクレジットカード 、ローン、新規借り入れの審査に影響が出ることがありますが、一定期間が過ぎればブラックリストから外れますので、永遠にクレジットカードやローン、新規借り入れが利用できないということはありません。

また、ブラックリストに載っている間はクレジットカードはデビットカードで代用できますし、現在組んでいるローンにも影響することはありません。

アコムからの督促が止まる

弁護士・司法書士に過払い金請求の手続きを依頼すると、アコムは督促ができなくなります。督促に追われることがなくなるので、生活を立て直すこともできますし、何より精神的にも楽になります。

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アコムへの過払い金請求が及ぼすローンやクレジットカードへの影響

住宅ローン・カードローンへの影響

アコムに過払い金請求をしても、返済中の住宅ローンやカードローンには影響がありません。

アコムは三菱UFJ銀行のカードローン(バンクイック、マイカードプラス)をはじめ、セブン銀行のカードローン、ソニー銀行カードローン、じぶん銀行のカードローン、地方銀行が提供しているカードローンの保証会社となっていますが、これらのカードローンにも影響しません。

しかし、アコムが保証会社となっているカードローンの返済が滞っていた場合、アコムは借りた人の代わりにカードローンの返済(代位弁済)をおこないます。 アコムには返済者に対して保証分を請求する権利が生じるため、過払い金請求をするとアコムが代位弁済で支払う分と過払い金が相殺されます。

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DCキャッシュワンからの借り入れがあると過払い金が返済にあてられる

アコムは2009年に消費者金融であるDCキャッシュワンを吸収合併しました。そのため、DCキャッシュワンの借り入れが残っていると、アコムから返還された過払い金がDCキャッシュワンの借金の返済にあてられられます。

アコムマスターカードのショッピング残高があると過払い金が返済にあてられる

アコムマスターカードはクレジットカードなので、キャッシング機能だけでなくショッピング機能がついています。

過払い金請求した時にショッピング残高が残っている場合、返還された過払い金はまず、ショッピング残高の支払いにあてられます。

過払い金がショッピング残高より少ない場合は任意整理となりますが、過払金の方が多い場合は残った過払い金が手元に戻ってくるので借金の返済にあてることができます。

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過払い金請求には時効がある

過払い金があるのならば一刻も早く過払い金請求の手続きをおこなうべきです。

過払い金には消滅時効という期限があります。

消滅時効とは、一定期間を過ぎたらその権利が消滅するというもので、過払い金請求ができる権利も消滅時効を迎えると消滅してしまい、請求できなくなってしまいます。 消滅時効を迎えるのは、最終取引日（最後に借入した日・返済した日）から10年とされています。 10年を過ぎてしまうと、過払い金があっても過払い金請求はできないので、心当たりのある方は早めに手続きをおこなうようにしましょう。

過払い金請求の消滅時効

過払い金請求ができるのはいつまで？気になる期限や時効について解説

過払い金請求・債務整理の専門家みどり法務事務所

過払い金請求は弁護士・司法書士に依頼した方が良い

自分でやるより時間がかからない

過払い金請求は自分でやると、なかなか交渉に応じてもらえない、やりとりを先延ばしにされてしまう、不慣れな手続きに手間取るといったことが理由で時間がかかります。

自分で手続きを進めるよりも、弁護士・司法書士に依頼した方が楽ですし、スムーズに手続きを進めることができます。

自分でやるより多く取り戻せる

自分で過払い金請求の手続きを進めると、交渉に応じてもらえても「素人がやっている」と足元を見られてしまい、低い和解額を提示されることが多いです。

返還率が高いアコムでも、自分で手続きして過払い金の80%を取り戻すのはむずかしいでしょう。

対して、弁護士・司法書士は過払い金請求の手続きにも慣れていますし、アコムから足元を見られることがないので、自分で手続きするよりも多くの過払い金を取り戻せます。

複雑な手続き・交渉を任せられる

アコムが保証会社になっているカードローンを延滞してしまっている、DCキャッシュワンからの借り入れやアコムマスターカードのショッピング残高がある場合、手続きがややこしくなる、交渉がスムーズにいかないことがあります。 しかし、司法書士・弁護士ならむずかしい手続きや交渉を全てお任せすることができます。

専門家に手続きを依頼するメリット

過払い金請求を司法書士に依頼する5つのメリットと事務所の選び方

過払い金請求・債務整理の専門家みどり法務事務所

より多くの過払金を取り戻すためには事務所選びが大切

弁護士・司法書士に依頼する際、事務所選びは慎重におこないましょう。 事務所ごとに得意としている分野や案件、過払い金請求に関する力量は異なります。 過払い金請求を得意としていない事務所に依頼してしまうと、弁護士・司法書士に手続きしてもらったのにも関わらず、過払い金が思ったより取り戻せないことがあります。

また、過払い金の返還率は事務所によって違います。 アコムからより多くの過払い金を取り戻すためには、交渉力が高く、アコムとの手続きに慣れている過払い金問題解決の実績が多い事務所に依頼しましょう。

過払い金請求に慣れているか・アコムとの交渉に慣れているかなどは、無料相談や問い合わせをしてチェックしましょう。

アコムの会社概要

アコムは消費者金融業界で初めての年中無休・24時間稼働のATMや自動契約機「むじんくん」の導入、クレジットカード事業進出といったチャレンジングな挑戦をおこなってきました。
そして1994年の消費者金融業界でははじめて東証一部上場を果たし、2004年には三菱UFJフィナンシャル・グループとの戦略的業務・資本提携を締結、2008年に三菱UFJフィナンシャルグループの連結子会社となって今に至ります。

このようにアコムは消費者金融の最大手であり、三菱UFJフィナンシャルグループという3大メガバンクの子会社であるため経営状態は安定しているといえます。 2019年4月に約400億円の過払い金返還の引当金を追加計上したことからみても、当面のところ過払い金の支払いには問題はなさそうです。

2019年3月までに6000億円以上の過払い金が発生しており、2007年6月以前にアコムから借り入れをしたことがある人は、最終取引から10年で時効となってしまう前に、過払い金請求の相談をされるをおすすめします。

商号	アコム株式会社(ACOM CO., LTD.)
主な事業内容	ローン事業・クレジットカード事業・信用保証事業
本社所在地	東京都千代田区丸の内二丁目1番1号　明治安田生命ビル
電話番号	03-5533-0811(代表)
創業年月日	1936年4月2日
設立年月日	1978年10月23日
資本金	638億3,252万円
加盟団体	日本貸金業協会 一般社団法人 日本クレジット協会 一般社団法人 日本経済団体連合会